法人口座開設・資本金の入金
2021.12.13
届出書の提出、お疲れ様でした。
上記のお手続きがまだお済でない方はこちらを参考に行ってください。
参考:創業時の届出について
続いて取引を始めるために必要な法人口座について、必要書類や注意点をご紹介します。
●法人口座について
金融機関の口座の名義が会社名になっているものをいいます。
代表者の個人口座で取引をすることも可能ではありますが、会社での取引と個人での取引を明確に切り分ける必要があるため、法人口座を開設し、法人口座にて取引をしていきましょう。
明確に切り分けをしておかないと、このあとの記帳処理が大変になったり、税務署側からプライベート使用の疑いをかけられたりします。
上記理由から法人口座は開設するようにしましょう!
●準備するもの
・定款
・商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・法人銀行印
・法人印鑑証明書
・法人設立届出書
・代表者の身分証
・会社が事業を行っている実態の分かる書類
※金融機関によっては求められる書類が異なりますので、各金融機関にご確認ください。
●注意点
必ずしも口座が開設できるわけではありません。
近年ではマネーロンダリング等(法人の悪用)が増えており、金融機関も厳しく審査してくる傾向があります。
・事業目的が曖昧・事業実態が見えない
・本店がレンタルオフィス
・資本金が極端に少ない
上記のような場合には口座開設を断られるケースもあります。
悪用されることを防止するため、近年は特に事業実態があるかどうか確認される傾向があります。
●資本金の入金
口座の開設が終わったら、発起人の方から出資額を入金してもらいましょう!
このお金が会社の資本金となります。
あれ、会社を設立するときに払込をした記憶が。。
という方もいらっしゃるでしょう。
発起人の代表口座に入金されたかと思いますが、あくまでも代表者の個人口座になります。
設立時の資本金の払込は発起人の資本金として用意したお金を証明しているだけなので、会社の資本金として使うために法人口座に移しましょう。
関連コラム:法人設立時の届出
関連コラム:役員報酬の決め方
関連コラム:社会保険・労働保険手続き
※本サイトに掲載の内容は、令和3年12月現在の法令に基づき作成しております。